江戸前期に三宮字荒屋から八幡社を合祀して遷座、夏に共同舞台
[住所]新潟県佐渡市猿八289
[電話]0736-33-3813

越敷神社(おしきじんじゃ)は、新潟県佐渡市猿八にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 北陸道神 佐渡国 雑太郡「越敷神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創建年代は不詳。御祭神は、埴安姫命。以前までに、彦火々出見尊埴安神・若狭比古神などの諸説があったという。

もとは、三宮字荒屋、引田部神社の南に鎮座しており、現社地には八幡社(誉田別尊)があった。

江戸時代前期の寛永5年(1628年)にその八幡社を合祀、慶安元年(1648年)に現在地の猿八に遷座した。

あるいは、寛文年間(1661年-1673年)に現在地に遷座して八幡社に合祀、とも。

主客が混乱しているが、現在の社名からしても、御祭神の構成からしても、八幡社を合併したと考えられそう。

明治6年(1873年)、村社に列した。現在までに相殿には誉田別尊の他、菅原道真朝臣を祀る。

明治31年(1898年)12月4日、火災により焼失したが、翌年から2年ほどで再建にこぎつけた。

例祭は4月14日。平成26年(2014年)から毎年7月下旬か8月上旬に「佐渡猿八 越敷神社共同舞台」が開催されている。

能・人形浄瑠璃・サックスと光が共演する幻想的な雰囲気を醸し出す舞台。平成28年(2016年)は7月31日に行われ、要予約、観覧料1000円、先着80名限定、雨天決行。

【ご利益】
五穀豊穣、事業成功、厄災除け、学業・受験合格
越敷神社 新潟県佐渡市猿八
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