日と根の根幹? 日根神社の元宮か? 現在は日根神社境内社
比売神社 大阪府泉佐野市日根野631−1
[住所]大阪府泉佐野市日根野631−1
[電話]072-467-1162 - 日根神社

比売神社(ひめじんじゃ)は、大阪府泉佐野市日根野にある神社。現在は、日根神社の境内社である。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 和泉国 日根郡「比賣神社」に比定される式内社(小社、鍬)。もとは、日根神社の西隣に社地があり、鎮座していた。

『日根神社由緒略記』では、最初に樫井川から水を引き、上之郷と日根野の一部を開発した人たちが溝口大明神を祀った。これが当社である。

その後、新しい井堰・水路を造り、大規模に樫井川流域の開発を進めた豪族、つまり日根造が樫井川の水を押さえる重要な場所に、大井関大明神を祀った。これが日根神社。

御祭神は、大日靈貴尊素盞嗚命。姉と弟、男女ということで対となっている。それは、日根神社も同じことで、女神が日、男神が根という、日根の根幹が、当社にある可能性がある。

『日本三代実録』貞観元年(859年)5月7日の条では官社に預かり、同年8月13日には従五位上に進んでいる。

鎌倉時代末期の正和5年(1316年)の『日根野村絵図』には、日根神社が「大井関大明神」とあり、その南西に当社が「溝口大明神」とある。日下御前とも呼ばれたという。

明治41年(1908年)4月11日、日根神社に合祀された。現在は、日根神社の本殿より一段下がった地、本殿に向かって左の末社の中にある。

【ご利益】
厄災除け、開運招福、家内安全
比売神社 大阪府泉佐野市日根野
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