日本武尊の「武部」、日本最古級の産金、徳川斎昭の崇敬と髪焼祭
健武山神社 栃木県那須郡那珂川町健武2302
[住所]栃木県那須郡那珂川町健武2302
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健武山神社(たけぶやまじんじゃ)は、栃木県那須郡那珂川町健武にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東山道神 下野国 那須郡「健武山神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。

「健武さん」「健茂さん」などとして親しまれている。「たけぶやま」「たけぶさん」「たけむやま」「たけふやま」など。別名を武茂山神社(むもさんじんじゃ)とも。

創建は平安時代初期の大同元年(806年)。大字健武字武部と天梅の地にあって、御祭神は日本武尊金山彦命の2柱。

『日本書紀』に、「日本武尊白鳥云々……欲録其功名即定武部」とある「武部」。つまり建部で、関連して、滋賀県大津市には建部大社がある。

また、この地方の産金は「那須のゆりがね」として 昔から和歌にも詠まれ、遠く都にもその名が知られていた。

天平19年(747年)、奈良で大仏鋳造が始められ、大仏に塗る黄金が不足した。この年に下野国のこの地から砂金が発見され、聖武天皇の朝廷に献上されたという。

これが日本最古の産金、ともされる。ただし、一般的に日本最古の産金、とされるのは、宮城県遠田郡涌谷町の黄金山神社

ともかく、その産金の当社神が金山彦命で、『続日本後紀』承和2年(835年)に「下野国武茂神に従五位を授ける。この神、採砂金の山に座す」とある。

中世から近世は健武大権現と称し、別当は修験東泉院。江戸時代初期の慶長年間(1596年-1615年)の棟札が今に伝わり、町の文化財に指定されている。

常陸水戸藩の第9代藩主徳川斎昭(1800年-1860年)が当社を深く崇敬し 社領17石を寄進、毎年の例祭には奉幣師を遣わしたという。

天保15年(1844年)、唯一神道に改めら、弘化元年(1844年)には那須郡にある水戸領18ヶ村の総鎮守となった。明治6年(1873年)、郷社に列した。

例祭は4月3日。特殊神事として、婦女髪を焼納する髪焼祭が1月14日夜、注連縄焼きが1月15日朝。

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健武山神社 栃木県那須郡那珂川町健武
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