式内二座の一座、物部氏の祖神を祀る河内国の三指に入った大社
弓削神社 大阪府八尾市東弓削1-166
[住所]大阪府八尾市東弓削1-166
[電話]072-943-7059 - 恩智神社

弓削神社(ゆげじんじゃ)は、大阪府八尾市東弓削にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。ただし、詳細は不明。兼務している恩智神社に問合せのこと。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 河内国 若江郡「弓削神社二座」の一座に比定される式内社(大社、月次相嘗新嘗)。近代社格では村社。

八尾には、JR志紀駅・長瀬川を挟んで同名の神社が二つあり、東側の東弓削1丁目にある当社と、西側の弓削町1丁目にある同名神社で、二社一対の二座とする。

双方とも、付近に勢力を保持していた物部氏の一族である弓削氏の氏神で、平安時代初期に創建されたとされる。

当地一帯は、奈良時代の著名な高僧道鏡の出身地ではあるが、当社の創建は道鏡の没後のことであり、直接関わりはない。

ただ、称徳天皇が道鏡の故郷である当地に建てた由義宮の伝承地として、市内都塚に都留美島神社と、八尾木北に由義神社がある。

鎮座地は、弓削町が旧河内国志紀郡、東弓削の当社が旧河内国若江郡にあたる。『延喜式神名帳』の記載では、当社が合致することになる。

かつて東西の社殿の間に久宝寺川(旧大和川)が流れていた。度重なる水害で幾度も流失の被害に遭った。

川を挟んで二座の弓削神社が鎮座する形式は、当社以外にも久留米市の弓削神社(筑後川)、熊本市の弓削神社上弓削神社(白川)などがあるが、関連は不明である。

当社は、河内国でも枚岡神社・恩智神社に次ぐ三指に数えられた大社だったという。

もともと当社は、現在地の東約300メートルのところにあったといわれている。現在は本殿と鳥居だけのこぢんまりとした様子になっている。

当社の御祭神は宇麻志麻治命饒速日命天照大神

ほかに、物部氏の祖神である彌加布都神(みかふつのかみ)・比古左自布都神(ひこさじふつ)、高魂命、弓削市氏の祖神である天日鷲翔矢命、菅原道真を祀っている。

彌加布都神・比古佐自布都神の2柱は、香取神宮の御祭神である経津主神を指すという。

『日本三代実録』に、清和天皇の貞観2年(860年)秋7月、河内国従三位彌加布都神・比古佐自布都命の神階を進めて、従二位を加えるとある。

中世の事情は不詳だが、江戸時代後期の天保2年(1813年)の矢作神社文書に当社名が現れている。明治5年(1872年)、村社に列した。例祭は10月20日。

【ご利益】
一族・子孫繁栄、開運招福
弓削神社 大阪府八尾市東弓削
【関連記事】
大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
弓削神社 大阪府八尾市東弓削の御朱印