頼朝に赦された佐竹旧臣の岩瀬与一太郎が創建、社殿は江戸中期
[住所]神奈川県鎌倉市岩瀬1399
[電話]0467-47-4798

五社稲荷神社(ごしゃいなりじんじゃ)は、神奈川県鎌倉市岩瀬にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

鎌倉時代の建久年間(1190年-1199年)、当地を治めていた岩瀬与一太郎が創建したと伝わる。

与一太郎は常陸国の佐竹氏の家臣で、佐竹征伐の折に捕らえらたが、源頼朝に許されてその御家人となり、当地に屋敷を構えて治めたという。

『吾妻鏡』にも「捕虜の与一太郎を家人に加える」と記されている。当地の地名「岩瀬」は与一太郎にちなむ。

また、岩瀬の山麓には、与一太郎を祀ったとされる「木舟大明神」と呼ばれる祠が残されている。

五柱の神を祀っていることから、「五社神社」「五所の宮」「五所明神」とも呼ばれた。

御祭神は、保食神大己貴神・太田神・倉稲魂神大宮姫神

現在の社殿は、再建棟札によると、江戸時代中期の天明2年(1782年)、「天明の大飢饉」を乗り切るために、栗田源左衛門が再興したもの。

『新編相模風土記稿』には、鶴岡八幡宮職掌坂井越後が神職を兼ねたと記されている。

例祭は8月最終土・日曜日。神輿渡御、子供の山車が出るほか、鎌倉神楽の奉納もあり、おまつり広場では模擬店、演芸、チロリン劇団の人形劇・映画などが興行される。

1月10日から15日までの祝日にはどんと焼きがある。

現在は、笛田の三十番神堂(稲荷神社)、梶原御霊神社熊野神社諏訪神社などを兼務している。

【ご利益】
厄災除け、交通安全、学業・受験合格、家内安全
五社稲荷神社 神奈川県鎌倉市岩瀬
【関連記事】
神奈川県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、神奈川県に鎮座している神社の一覧
五社稲荷神社 神奈川県鎌倉市岩瀬の御朱印