成務朝創建の大宮権現、源頼朝の造営、江戸時代初期の石鳥居
金櫻神社 山梨県山梨市万力3557
[住所]山梨県山梨市万力3557
[電話]-

金櫻神社(かなざくらじんじゃ)は、山梨県山梨市万力にある神社。御朱印の有無は不明。本務社の加茂春日神社で、事前に連絡すれば頂けるとも。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 山梨郡「金桜神社(甲斐国・山梨郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

第13代成務天皇の御代、創建されたと伝わる。金峰山を御神体山とする里宮の一つ。以前は大宮権現とも呼ばれたという。

御祭神は、大己貴命事代主命。例祭は10月第1日曜日。棟札に、鎌倉時代の建久5年(1194年)8月26日「源頼朝御願のため之を造る」とあるという。

境内入口の石段上にある石鳥居は、寛文7年(1667年)、神主今澤正則によって造立された。額の「金桜神社」の4文字は卜部朝臣吉田兼英(1595年-1671年)の書。市の文化財。

拝殿の正面には、武田信玄の姿が描かれた絵馬が奉納されている。

なお、式内社「金桜神社」の論社は他に、甲府市御岳町と、山梨市内の牧丘町杣口歌田に同名の神社がある。いずれも金峰山の里宮で、式内社は金峰山山頂の本宮の可能性がある。

【ご利益】
身体壮健、病気平癒、商売繁盛
金櫻神社 山梨県山梨市万力
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