平安期創建とも、近世初頭には建立、旧成宗村の村社として崇敬
[住所]東京都杉並区成田東5-29-4
[電話]03-3392-1027

須賀神社(すがじんじゃ)は、東京都杉並区成田東にある神社。近代社格では村社。成宗須賀神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

承平天慶の乱の後、平安時代の天慶4年(941年)に安房守平公雅によって創建され、安土桃山時代の慶長4年(1599年)に再建されたとも伝えられている。

また、江戸時代初期に社殿を造営したともされる。別当だった宝昌寺が安政年間(1855年-1860年)に焼失し、旧記を失ったので、不詳である。

いずれにしろ、近世初期にはすでに建立されていたものと考えられており、江戸時代には牛頭天王社と呼ばれていた。

『新編武蔵風土記稿』成宗村成田西の項に、「牛頭天王社 除地、七畝、村の北の方字本村にあり、社は二間半に二間、神軀なし、社を隔ること二十間ばかりに鳥居をたつ、例祭定れる日なし、農間を以て聊神酒を供す」とある。

御祭神は素戔鳴命。社名は出雲の須賀神社(須我神社)にちなむ。

明治維新後は別当職が廃止となって、明治5年(1872年)11月5日、村社に列し、明治40年(1907年)5月、神饌幣帛料供進社に指定された。

また、明治41年(1908年)12月、会計規則適用を指定された。昭和20年(1945年)12月、宗教法人となった。

昭和33年(1958年)秋に社殿が完成、同時に旧拝殿を神楽殿に改造、昭和43年(1968年)10月には社務所を改築した。

例祭はかつて10月14日だったが、現在は9月第1日曜日に改められた。日中には子供神輿、山車の巡業が行われる。

また、都立杉並高校ブラスバンド部、杉並第七小学校による杉七太鼓の奉納演奏がある。2日目の夜には万灯神輿の巡業が執り行われる。

境内社に、御嶽神社・稲荷神社がある。また、隣接して成宗弁財天社があり、その管理も行っている。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、子育て、学業・受験合格
須賀神社 東京都杉並区成田東
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須賀神社 東京都杉並区成田東の御朱印