鎌倉期創建、旧小室郷8ヶ村の総鎮守、松平信綱ゆかりの伊豆天神
[住所]埼玉県北足立郡伊奈町本町2-155
[電話]048-607-7200

氷川神社(ひかわじんじゃ.)は、埼玉県北足立郡伊奈町本町にある神社。小室氷川神社とも。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。

鎌倉時代の宝治2年(1248年)に勧請されたという。当初は、素盞鳴尊を祀る男体宮、稲田姫命を祀る女体宮の二社だったが、いつの頃か合祀されたと伝わる。

現社殿は昭和52年(1977年)に竣工したものだが、現在の本殿も二つの扉からなる。

南北朝時代の応安3年(1370年)に社殿が再建され、江戸時代になると、別所・小室宿・本・柄・柴・小貝戸・中荻・丸山の小室郷8ヶ村の総鎮守となった。

江戸時代には、大河内氏や松平伊豆守信綱とゆかりが深く、両氏により、たびたび修復がなされた。

伊奈家の家臣だった大河内家は男子に恵まれず、当社に一心に祈願したところ、男子を授かったと伝わる。この男子が後の松平信綱である。

境内にある天神社は、「知恵伊豆」と称された松平信綱にちなみ、「伊豆天神」と呼ばれ、広く親しまれ、現在も信仰される。

明治6年(1873年)、村社に列し、明治40年(1907年)以降、旧小室村内の39の神社を合祀、昭和19年(1944年)には郷社に昇格した。

例祭は4月15日と11月23日。他に、12月22日には「火渡り」が行われる。松薪を燃やし、その上を素足で渡ることにより、無病息災、鎮火防盗を祈願するもの。

他に境内社として、八雲社・琴平社・稲荷社・御嶽社・天王社・崇霊社などがある。

【ご利益】
子宝・安産、夫婦和合、学業・受験合格
氷川神社 埼玉県北足立郡伊奈町本町
【関連記事】
埼玉県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、埼玉県に鎮座している神社の一覧