平安前期に山城国男山を勧請、戦後復興の社殿は鉄筋コンクリート造
中村八幡神社 兵庫県神戸市中央区日暮通2-4-11
[住所]兵庫県神戸市中央区日暮通2-4-11
[電話]078-251-6972

中村八幡神社(なかむらやはたじんじゃ)は、兵庫県神戸市中央区日暮通にある神社。御朱印の有無は不明。

平安時代前期、第58代光孝天皇(在位:884年-887年)の御代、当地中村の長者が、京都山城の男山八幡宮より御分霊を勧請し、当地開拓の神・武の神として奉斎したと伝えられる。

昭和12年(1937年)発刊の『兵庫県神社誌 上巻』によれば、「当社の旧御霊代に仁和丙午年(886年)と刻され、また本殿の石灯籠には寛元4年(1246年)とある」が、いずれも現存しない。

御祭神は、応神天皇。例祭は4月第3日曜日。10月第3日曜日には秋祭が斎行され、子供神輿と行列が氏子区域を巡幸する。

氏子区域は、市中央区東雲通2-6丁目、八雲通2-6丁目、日暮通2-丁目、吾妻通1-3丁目。

旧来の社殿は老朽化したため、昭和5年(1930年)3月に全社域を整備したが、昭和20年(1945年)6月の戦災により全て焼失した。

昭和29年(1954年)10月に復興。その際、鉄筋コンクリート造銅板茸とし、本殿は神明造、23坪の幣殿・拝殿は千鳥破風向拝唐破風造とした。

昭和25年(1950年)5月には、戦災から社務所を再建したが、平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災により全壊。氏子崇敬者の協力を得て、同年9月に復興した。

境内社として、蛭子神社(例祭は1月10日)・稲荷神社・祖霊社がある。

【ご利益】
武運長久・勝運、事業成功、五穀豊穣、厄災除け
中村八幡神社 兵庫県神戸市中央区日暮通
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