金井家の旧邸内社を村の鎮守に、式内三論社の榛名宮神社を合祀
七本木神社 埼玉県児玉郡上里町七本木3237
[住所]埼玉県児玉郡上里町七本木3237
[電話]0495-24-1124

七本木神社(しちほんぎじんじゃ)は、埼玉県児玉郡上里町七本木にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

当地は、旧家金井家が開発した土地で、地名の由来は、村内に7本の古木があったことによる。

『児玉郡誌』には、久保田新田の旧八幡神社境内に、「八幡の大欅」と称される樹齢670年ほどの大木があったという。

この大木が、地名の由来となった7本のうちの1本であり、他の6本は枯れてしまったという。

当社の創建については、金井家の火災により古文書を失い不詳であるが、邸内社として祀っていた八幡神社が村の鎮守となったもの。

御祭神は、誉田別尊。現在は、倉稻魂命菅原道真を併せて祀るとも。例祭は10月19日。

『明細帳』によると、明治42年(1909年)、榛名大神社・愛宕神社・白岩神社・稲荷神社二社・八幡神社二社を合祀して、現社号に改称した。

榛名大神社は、榛名宮神社とも称され、もとは村内の字本郷原に鎮座していたという。本郷原については不詳。

この榛名宮神社は、『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 武蔵国 賀美郡「今城青八坂稲実神社」「今城青坂稲実池上神社」「今城青坂稲実荒御魂神社」に比定される式内社(小社)の論社。

榛名宮神社の御祭神は、式内三社の神々の他、波迩山比売命を併せて祀っていたとも。

この式内三社の論社は複数あり、神川町八日市の熊野神社、上里町五明の天神社長幡部神社、長幡部神社に合祀、及びその古社地阿保神社、堤の熊野神社上里町神川町に今城青坂稲実池上神社がある。

なお、当社境内、本殿裏には境内社や、参道の右手には合祀された神社から移された庚申塔を塚にして、猿田彦命を祀っている。

【ご利益】
厄災除け、家内安全、地域安全
七本木神社 埼玉県児玉郡上里町七本木
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