湊八幡神社（みなとはちまんじんじゃ）は、兵庫県神戸市兵庫区兵庫町にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

神功皇后が三韓征伐の途中に摂津国岡野村に立ち寄った際、その地の霊石を求めて皇子誕生の延期を祈った。

後にその霊石を岡野村より迎えて一社を建て、湊玉生八幡と称したのが当社の始まり。御祭神は、神功皇后が出産を遅らせて産んだ皇子である応神天皇。

江戸時代前期の天和年間（1681年-1684年）、荒廃していた社殿を奉行河野通政の援助と崇敬者の助力により再興、社殿を建立した。

江戸時代後期の嘉永元年（1848年）に再建された。

明治6年（1873年）、村社に列し、大正4年（1915年）10月9日、神饌幣帛共進社に指定された。

昭和13年（1938年）、境内地を314坪に拡張、社殿46坪、社務所48坪、その他神門・透塀・玉垣などを建築た。

しかし昭和20年（1945年）3月の神戸大空襲で、それらの社殿や社宝なども焼失した。

昭和32年（1957年）から昭和37年（1962年）にかけて、社殿が再建された。

例祭は9月14日。1月18日・19日に厄除大祭があり、遠近問わず多くの参拝者で賑わう。

境内社に、稲荷神社（稲倉魂神）、金刀比羅神社（大物主神）がある。

また、「迷い子のしるべ石」がある。元西国街道の兵庫の町への東入口に鎮座する当社に、江戸時代に建立されたもの。全国的にも現存しているものは希少。

迷子の出た家、その発見者、双方がこの石でやり取りしたことで、警察活動が行き届かなかった時代でも、迷子をほとんど解決できたという。

【ご利益】
厄災除け、家内安全、安産、無病息災（公式HP）

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