見沼富士と丸岩一信講、正月には豊栄舞奉納と甘酒・御神酒接待
[住所]埼玉県川口市差間2-15-45
[電話]048-294-3480

東沼神社(とうしょうじんじゃ)は、埼玉県川口市差間にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建は不詳。鎌倉時代末期には創建されていたとも、遅くとも江戸時代初期には存在していたとも。

もとは浅間神社で、主祭神は木花咲耶姫命

江戸時代には丸岩一信講が起こり、明治から大正にかけて隆盛を極めたとされる。岩槻を発祥とし、○の中に岩槻の岩が入るものが講印とされた。

明治40年(1907年)、差間村の稲荷社・菅原社、間宮村の大白天社・氷川社、北原村の稲荷社、行衛の稲荷社・菅原社の7社を合祀し、現社号に改称した。

現在は、素盞鳴命倉稲魂命菅原道真公・大山祗大神を併せて祀る。

明治44年(1911年)、大門神社とともに大門村の村社に列し、神饌幣帛料共進社に指定された。

昭和24年(1949年)、神社本庁に所属し、昭和57年(1982年)、市の都市計画により境内を模様替えした。

昭和59年(1984年)、県内で唯一、神社本庁から神社振興対策指定神社に指定された。昭和61年(1986年)には社殿が整備された。

平成24年(2012年)7月、富士塚の修繕工事が行われ、見沼富士が復元された。

例祭は10月8日。7月1日に夏の大祓・開山祭がある。1月1日から6日まで、豊栄舞が奉納される。無料の甘酒、御神酒もある。

丸岩一信講による、8月には富士詣・富士登拝・山梨県や静岡県の浅間神社参拝、吉田の火祭への参加が、11月下旬には大山阿夫利神社への参拝と御神水の水汲みが行われる場合がある。

江戸時代後期の天保11年(1841年)の絵馬が伝わる。市指定文化財。絵馬には、当社の他、富士山、赤鳥居が描かれている。毎年正月に公開される。

境内社に御嶽社がある。また、力石が安置されている。

見沼富士をあしらった、オリジナルの絵馬や交通安全ステッカーなどの授与品がある。

東沼神社保育園が併設されている。3月にはランドセル祓いもある。

【ご利益】
安産、子育て、家内安全、交通安全など(公式HP
東沼神社 埼玉県川口市差間
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東沼神社 埼玉県川口市差間の御朱印