平安以来の鎮守、南北朝期に再興、桃山期には社領、平安期の鉄燈籠
[住所]埼玉県川越市山田340
[電話]049-222-5224

山田八幡神社(やまだはちまんじんじゃ)は、埼玉県川越市山田にある神社。偏額などには八幡宮とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳。御祭神は、誉田別尊玉依日女命息長帯姫命天津日高穂々出見尊

口伝によれば、当社社家は「原摂津」と称し、摂津より隠棲、志を垂れるとして、地名を「志垂」としたという。

平安時代の天長年間(824年-834年)、摂津に大洪水があり、その際、使者を派遣したと伝わり、その頃の創建ともされる。

『新編武蔵風土記稿』には南北朝時代の康永3年(1344年)再興と伝えるとある。御神体は束帯銅像長一寸。

旧山田庄府川郷など志垂・宿粒・石田・石田本郷・谷中・網代・菅間・向小久保・高畑・角泉の10ヶ村の鎮守だったという。

安土桃山時代の天正5年(1577年)の文書に、「神田二貫文」と記載されていたという。その頃には社領があった。

その後、各村で鎮守を勧請し、社殿が建立されたため、志垂・府川の2ヶ村の鎮守になった。

社宝として、源三位頼政奉之承安元年辛卯(1171年)とある鉄燈籠や、市の文化財に指定されている算額二面がある。

境内社に、稲荷社、白山社、御嶽社がある。稲荷社の中には二体の狐像が安置されている。

市内石田本郷の稲荷神社・天神社・芳野神社、中福の稲荷神社、今成の熊野神社、鹿飼の神明神社、神明町の神明神社、小ヶ谷の白山神社、鴨田と山田の八幡神社、小室の氷川神社、石田の藤宮神社、今福の八雲神社、福田の赤城神社を兼務している。

【ご利益】
厄災除け、子宝・安産(公式HP
山田八幡神社 埼玉県川越市山田
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山田八幡神社 埼玉県川越市山田の御朱印