戦国期に平柳蔵人が勧請した四ノ宮氷川大明神、安産狛犬や子宝勾玉
[住所]埼玉県川口市元郷1-30-2
[電話]048-224-1466

氷川神社(ひかわじんじゃ)は、埼玉県川口市元郷にある神社。近代社格では村社。元郷氷川神社として知られる。参拝すれば、御朱印を頂ける。

戦国時代の武将で、現在の南平地域を中心に活躍した平柳蔵人が霊夢のお告げにより、旧官幣大社である氷川神社を勧請した。

平柳蔵人は生年は不詳だが、岩付城主太田資正の家臣で、永禄7年(1564年)の国府台合戦で討ち死にした。

元郷3丁目の永喜山正覚寺という曹洞宗の寺も創建した。南平公民館元郷分館の敷地内には平柳蔵人居館跡がある。

『新編武蔵國風土記稿』によれば、当社は「武蔵國四之宮 氷川大明神」として奉斎されたという。

ただし、大宮氷川神社は武蔵国一宮あるいは三宮とされ、武蔵国四宮は秩父神社である。

当社には「四ノ宮 氷川大明神」と記された社号額が存在する。

主祭神は素盞鳴尊、相殿神は市杵島姫命。父娘神であることから、子宝成就・子孫繁栄の神としても広く崇敬されている。

創建当時は、荒川の堤の側に鎮座していたが、度重なる水難を避けるため、江戸時代初期の元和8年(1622年)に現社地に遷座した。

明治から大正期における神社合併に伴い近隣より、倉稲魂命菅原道真公・大山咋命火産霊命奥津比古命奥津比売命が合祀された。

例祭は10月第3日曜日。前日の土曜日が宵宮。神輿渡御などがある。5月上旬に神田で稲の苗を植え、豊穣を願う御田植祭があり、9月下旬が御田刈祭。

7月第1土曜日が神燈祭・七夕まつりで、火に感謝し、「御神火」を家庭に持ち帰る。いわゆる夏祭りで、露店やイベントなどが行われる。

男女一対の子宝勾玉や各種お守、6月中旬から7月中旬までの期間限定の茅の輪守などがある。

また、狛犬が安産に霊験があるとされ、狛犬の頭やお腹を撫でる妊婦の姿が目立つ。

【ご利益】
厄災除け、安産、子授け、子宝、子孫繁栄(公式HP
氷川神社 埼玉県川口市元郷
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