雄略朝の創建? 隣に、近世はむしろ中心となった弁天祀る岩戸神社
[住所]大阪府八尾市教興寺字弁天山550
[電話]072-941-1680

天照大神高座神社(あまてらすおおみかみたかくらじんじゃ)は、大阪府八尾市教興寺弁天山にある神社。

式内社高座神社・高御座神社などとも。市の南東部・高安山の中腹に位置する。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「天照大神高座神社二座(河内国・高安郡)」に比定される式内社(大社、月次新嘗)。特記として「元号春日戸神」とある。近代社格では村社。

創祀年代は不明な点が多いが、第21代雄略天皇23年(479年)に伊勢国宇治山田から当地に遷座したという説がある。

伊勢国宇治山田といえば、伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の所在地。

御祭神は、天照大神高皇産霊大神。併せて伊勢津彦命・伊勢津姫命を祀る。

山の谷間の岩盤の上に本殿が鎮座している様相から見ても、原始信仰を起源とし、雄略朝よりももっと古い時代にさかのぼるとも考えられている。

明治になり、天照大神社に改称された。戦後、現社号に復称した。例祭は7月7日。

祭殿の脇には「白飯之滝」があり、干ばつでも水が絶えることがないといわれている。

社殿右手、一際目立つ「白龍大神」「北斗七星」の文字が刻まれた大きな石碑があり、周囲にも色々な龍神が祀られている。今に続く渡来系の信仰の様相がうかがえる。

天照大神高座神社のすぐ西の脇に岩戸神社がある。弘法大師空海が当社を参詣中、大神の御託宣により当地に創建したといわれている。

岩戸神社は、もともとはインドの河神である弁財天(弁才天)を祀っており、仏教色が強かった。後に市杵島姫命と習合し、現在も御祭神は市杵島姫命。

江戸時代には、商売繁盛の神様として大坂の人々の信仰を集めた。明治時代に神仏分離により、弁財天像は現在は近くの教興寺に移された。

それまでは当社と岩戸神社は明確な区別がなく、むしろ岩戸神社が主体のような感じでもあったが、大正9年(1920年)、当社の境内末社となった。

なお、御祭神が現在は天照大神・高皇産霊大神と二座で『延喜式神名帳』と符合するが、そのうちの一座を、市内山畑の佐麻多度神社の境内社である山畑神社とする説がある。

また、その山畑神社は高安郡の式内社「春日戸社坐御子神社」の可能性が指摘されているが、この式内社名は当社の旧名とも通じるものがある。

【ご利益】
財運・商売繁盛、開運招福
天照大神高座神社 大阪府八尾市教興寺弁天山
【関連記事】
大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
天照大神高座神社 大阪府八尾市教興寺弁天山の御朱印