飛鳥朝の創祀? 谷口天神山の天神社、末社に式内ともされる山畑神社
[住所]大阪府八尾市山畑340
[電話]072-998-6948 - 天照大神高座神社

佐麻多度神社(さまたどじんじゃ)は、大阪府八尾市山畑にある神社。『延喜式神名帳』にある「佐麻多度神社(河内国・高安郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

創建年代や由緒は不詳。飛鳥時代の創建との伝えがある。御祭神は佐麻多度大神で、山畑村の産土神である。

もともとは現在地の100メートルほど上、高安山中腹の谷口天神山にあった白華観音院の寺領内に鎮座した。

近世には天神、あるいは天神社と呼ばれた。明治5年(1872年)、寺は廃寺となり、村社に列した。同年4月、「高座明神」とも称される山畑神社を合祀した。

この山畑神社は、高安郡の式内社「春日戸社坐御子神社」の可能性が指摘されている。この式内社は、他に論社もなく、所在不明とされる場合が多い。

そのためか、あるいは式内社である論拠か、山畑神社は春日御子大明神とも呼ばれるという。

また、山畑神社はやはり高安郡の式内社「天照大神高座神社二座」の一座とされる場合がある。他の論社に、市内教興寺に式内同名神社がある。

当社は、明治32年(1899年)6月、参拝に不便という理由で現在地に遷座した。例祭は10月10日で、秋祭。

明治時代後半、山畑地区とももともと関係が深かった市内神立の玉祖神社と、神輿渡御などでいざこざがあり、本来、当社も玉祖神社に合祀される可能性があったが、合祀されず、存続したという経緯があったという。

当社の境内南側、鳥居の脇に重さ165キロほどある「力石」が四つ置かれている。かつて山畑村の青年たちの娯楽として「力比べ」をした時に用いられたもの。

また、かつて境内付近から素焼きの陶棺が出土した。現在は東京国立博物館に保管されている。

境内社に、上述の山畑神社の他、山畑天満宮がある。一部の資料では八幡宮ともされるが、天神社と呼ばれた時代の御祭神をこの末社に移したともいわれるので、天満宮だろう。

この天満宮の社殿は、大正元年(1912年)、北高安水越の都夫久美神社の社殿を譲り受けたものだという。

境内のくすのきが市指定の保全樹林だという。

【ご利益】
地域安全、地域振興
佐麻多度神社 大阪府八尾市山畑
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