区内唯一の湯立て神事は7月24日、例祭は10月第1土・日曜日で神輿渡御
[住所]東京都杉並区久我山3-37-14
[電話]03-3333-7477

久我山稲荷神社(くがやまいなりじんじゃ)は、東京都杉並区久我山にある神社。近代社格では村社。

創建年代は不詳。古来より久我山村の鎮守として祀られていた。御祭神は保食命(受持命とも)。

源義家(1039年-1106年)が大宮八幡宮に鹿島の松苗を奉献し植えた時に、そのうち一本を当地に分けたという伝説の御神木があった。

幹回りが直径6メートル余もあったとされるが、昭和15年(1940年)頃に枯死した。

『新編武蔵風土記稿』によれば、別当は中野宝仙寺の末寺である新義真言宗久盛山弥勒院光明寺。明治期に廃寺となっている。

明治40年(1907年)4月、字北原にあった天祖神社(天照大神。大日孁貴神とも)を合祀。昭和16年(1941年)、村社に列した。

例祭は10月第1土・日曜日。土曜日は宵宮で、午前10時から祭典、直会の後、13時半に神社神輿が宮出しされる。

台座2尺4寸、唐破風軒屋根、勾欄造りの神輿は、日曜日11時にも出御する。両日とも夕方から境内で舞踊やフラダンス、バレーなどが奉納され、出店も多く、賑わう。

例年7月24日の夏祭りには、境内社の八雲神社(大己貴命)の神事として、区内唯一の湯立て神事「湯の花神楽」が奉納される。

これはかつてこの地に病気が蔓延した際に平癒を願った村人らの発願によるという。

日清戦争の頃(1895年)に一度中止されたが、その際赤痢が蔓延したので、すぐに再興され、欠かさず続けられるようになった。

境内社は八雲神社の他、天満天神社(菅原道真)がある。両境内社の脇には多数の絵馬が奉納されている。

境内には、金玉均が同地出身の「小笠原の砂糖王」こと飯田作右衛門の親を想う心に打たれて書いた手跡を刻んだ「人心同」の石碑が建立されている。

また、江戸時代中期の元禄16年(1703年)建立の庚申塔は、養蚕の円満なることを祈願したものと伝えられている。

明治28年(1895年)に奉献された石狐がある。約120キログラムの力石も安置されている。

現在は、下高井戸浜田山八幡神社の兼務神社で、当社の御朱印を下高井戸八幡神社で頂ける。

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、開運招福、病気平癒(公式HP
久我山稲荷神社 東京都杉並区久我山
【関連記事】
東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧
久我山稲荷神社 東京都杉並区久我山の御朱印