尾張氏と同祖・石作氏が平安前期に創建した神社の一つ「石作大明神」
石作神社 岐阜県羽島郡岐南町三宅木瀬25
[住所]岐阜県羽島郡岐南町三宅木瀬25
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石作神社(いしつくりじんじゃ/いしづくりじんじゃ)は、岐阜県羽島郡岐南町三宅木瀬にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「石作神社(尾張国・葉栗郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。

社伝によると、平安時代前期の承和6年(839年)の創建という。別に、延長5年(927年)の創建とも。

御祭神は建真利根命。天照大神の孫にあたる天火明命の六世孫で、第11代垂仁天皇の皇后日葉酢媛命のため、石棺を作って献上し、大連公の姓を賜った。

石作氏一族は石作りを業とし、各地で活動する大氏族となり、祖先を奉斎する石作神社が各地でできたと考えられている。

尾張氏も天火明命を祖とし、石作氏は尾張氏との関係が深いとされ、当社も尾張氏による創建とも伝わる。

尾張国には式内社だけでも、葉栗郡の当社などの他、中島郡、山田郡、丹羽郡にそれぞれ「石作神社」があり、現在ではそれぞれ複数の論社がある。

葉栗郡の式内社「石作神社」の論社は他に、愛知県一宮市浅井町黒岩の石刀神社がある。

江戸時代は「石作大明神」と称された。明治3年(1870年)、現社号に復称、明治6年(1873年)、郷社になる。

平成9年(1997年)、国道21号岐大バイパスの改良工事のため、境内地の一部を売却。売却費で社殿などの改築、境内の整備を行った。

例祭は10月17日。境内社に、若宮神社・御鍬神社などがある。

【ご利益】
事業成功、産業振興、地域振興
石作神社 岐阜県羽島郡岐南町三宅木瀬
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