桶狭間の直前に信長が祈願し、戦勝後に松を植樹した社、式内の古社
[住所]愛知県名古屋市中区橘1-3-21
[電話]052-321-5241

日置神社(ひおきじんじゃ)は、愛知県名古屋市中区橘にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「日置神社(尾張国・愛智郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。

「日置天神」「日置八幡宮」ともいわれ、熱田台地の高地、名古屋城下町の南限に鎮座する。付近の本町通から北に名古屋城へ、南に熱田神宮へ通じている。

創建は不詳。社名は暦を司る日置部に由来する。時に「ひきじんじゃ」とも読まれる。御祭神は天太玉命

中世、山城国男山より八幡大神(品陀和気命)を勧請して合祀した。勧請元は京都東山五条北の若宮八幡宮とも。

永禄3年(1560年)5月、織田信長が桶狭間へ出陣の途次に当社で祈願、戦勝後に報賽のため神域に松樹1000本を植えた。これより千本松日置八幡宮と呼ばれた。

当日、信長は早朝に清洲城を出て当社に到り、敦盛を舞い、戦勝祈願を行い、軍勢の集結を待って後、熱田へ向かったという。

明治維新の際、社号を旧に復し、現社号とした。明治4年(1971年)、郷社に昇格。明治29年(1896年)、千本松の最後の1本が枯れたという。

明治40年(1907年)12月26日、神饌幣帛料供進神社に指定された。明治42年(1909年)10月、隣接の村社神明社(天照皇大神)を合併、配祀した。

昭和20年(1945年)3月、戦災を受けた。昭和33年(1958年)、社殿復興造営が完成した。

例祭は10月15日。7月15日には禁厭神事・茅輪神事がある。境内には、樹齢数百年とされる椨(タブ)の木がある。また、力石が安置されている。

境内社に、稲荷社・大黒恵比須社・橘社・津島社熱田社秋葉社合殿・迦具土社須佐之男社合殿・火具土社・龍神社などがある。

1月10日初えびすの大黒・恵比須祭がある。

【ご利益】
武運長久・勝運、厄災除け、開運招福
日置神社 愛知県名古屋市中区橘
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