鎌倉期創建、千住七福神の布袋尊、都内9番目に古い富士塚と紙すき碑
[住所]東京都足立区千住大川町12-3
[電話]03-3882-9870

氷川神社(ひかわじんじゃ)は、東京都足立区千住大川町にある神社。千住大川町氷川神社・大川町氷川神社とも。

千住七福神の布袋尊である。千住七福神の期間中、参拝すれば、御朱印を頂ける。例祭は9月15日。

鎌倉時代の永仁年間(1293年-1299年)の創建と伝わる。御祭神は、素盞嗚尊倉稲魂命。別当は安養院。

境内に富士塚がある。江戸時代後期の文政7年(1824年)の築造で、現存するものでは、都内で9番目に古い。

千住川田浅間神社富士塚と呼ばれ、木花開耶姫命を祀る。富士山の溶岩を積み上げ、固めて築造されたもので、高さ3メートル。毎年7月1日祭礼が行われる。

山頂に、天保2年(1831年)銘の石祠が安置されている。塔碑が多く、最古の碑は、文政7年(1824年)のもので丸藤惣同行富士33度大願成就とある。

この講社は、高田(早稲田)の身禄同行の枝講で、講名は丸藤千住13夜同行。講中は、千住5丁目と、千住大川町全域に及び、かつては、対岸の埼玉県を含む広範囲な地域の農民中心の講社だった。

この塚は、現在地に移築される以前は、町の西北(元宿)川田耕地に、氷川社、稲荷社、浅間社が同じ境内に鎮座していた。

明治44年(1911年)、荒川放水路開削工事開始に伴い、大正5年(1916年)5月、現在地よりやや西側に移築された。

その後、東京都の水道幹線工事のため、昭和43年(1968年)6月、現在地に移築・復元された。

紙すき碑がある。江戸時代後期の天保14年(1843年)6月晦日、幕府の命により、地すき紙を献上した時の喜びの記念碑。足立の紙すきを物語る貴重な資料。

富士塚と紙すき碑は、区の登録有形民俗文化財。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、商売繁盛、安産
氷川神社 東京都足立区千住大川町
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氷川神社 東京都足立区千住大川町の御朱印