秋葉大権現ではないのに「秋葉」が定着、秋葉原・アキバ発祥の神社
[住所]東京都台東区松が谷3-10-7
[電話]03-3844-5748

秋葉神社(あきばじんじゃ)は、東京都台東区松が谷にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。7月1日-7日には夏詣の御朱印が授与される。

明治初年、東京府内には火災が頻発、明治天皇の母である英照皇太后は被災者を憂慮し、これを受けた明治天皇の勅命によって創建された。

江戸城、宮城内紅葉山に奉斎されていた鎮火三神である火の神火産霊大神、水の神水波能売神、土の神埴山毘売神の3柱を勧請。

東京大火災後の明治3年(1870年)、現在のJR秋葉原駅構内である千代田区神田花岡町に鎮座した。

明治6年(1873年)1月には神田神社の兼務社に定められたが、同年8月には郷社に列した。社号は鎮火神社・鎮火社。

秋葉大権現を奉斎したものではないが、江戸時代からの火伏せといえば秋葉さんの伝統により、当社は「秋葉様」「秋葉さん」と呼ばれ、社域を「秋葉の原」「秋葉っ原」と称した。

本来、秋葉大権現の秋葉は「あきは」であるが、江戸下町訛りによって、「あきば」となった。これが、秋葉原の駅名の由来であり、当社はいわゆるアキバ発祥地。

明治21年(1888年)、日本鉄道が建設していた鉄道線(現在の東北本線)が現在の上野駅から秋葉原駅まで延長され、秋葉の原の土地が払い下げられたのに伴って現在地に遷座。

昭和5年(1930年)、鎮火神社が全く定着せず、「秋葉」があまりにも有名になったことからか、現社号に改称された。

例祭は5月18日。11月6日には鎮火祭がある。

【ご利益】
火伏せ、火防、災害除け
秋葉神社 東京都台東区松が谷
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秋葉神社 東京都台東区松が谷の御朱印