稲田社と、八岐大蛇荒魂を鎮めた石塚社、近世初頭に両社を合併
雲根神社 島根県出雲市大津町430
[住所]島根県出雲市大津町430
[電話]0853-21-2743

雲根神社(くもねじんじゃ)は、島根県出雲市大津町にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「神産魂命子午日命神社(出雲国・神門郡)」に比定される式内社(小社)の論社。

斐伊川西岸に鎮座する。対岸には立虫神社万九千神社がある。もともとは、稲田社と石塚社(または石神社)の二つの別の神社だった。

稲田社は稲田姫命を祀る。ただし、それ以前にはこの地域の氏神・産土神としての姫神で、いずれかの時代に稲田姫命とされたとの指摘もある。

石塚社は、八岐大蛇の荒魂を鎮めて素盞嗚尊を祀る神社。境内案内では、御祭神は八岐大蛇荒魂とある。素盞嗚尊が退治した八岐大蛇を、石で塚を築いたという。

当社がなぜ式内論社とされるのか、その根拠は不詳。他の論社に、市内上塩冶町の塩冶神社がある。

藩政時代となり、両社を合併する動きとなり、社名を石塚の異名だった雲根を取り、現社号が定着した。

素盞嗚尊あるいは八岐大蛇荒魂は破邪顕正の威力を発揮し、稲田姫命の和魂は殖産興業の働きをするとして崇敬された。

古くは出雲国造家をはじめ、代々の領主・武将である塩冶・尼子・毛利氏の尊信も篤く、藩政時代には出雲国十五名社の一つに数えられた。

例祭は10月9日・10日。境内には石神社の他、社日祠、弥八荒神、欠所荒神、石塚郷総荒神、稲荷社、速玉社がある。鳥居は江戸時代中期の宝暦5年(1754年)建立。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、五穀豊穣、産業振興
雲根神社 島根県出雲市大津町
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