江戸川が大洪水で高台に創建、細川たかし「矢切の渡し」の聖地
[住所]千葉県松戸市下矢切332
[電話]047-364-0858

矢切神社(やぎりじんじゃ)は、千葉県松戸市下矢切にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

宝永元年(1704年)6月29日の長雨により、江戸川が大洪水を起こし、水高が地面より8尺あまり、約2メートル50センチにもなった。

当時の矢切の民家は江戸川沿岸にあったため、多数の死者を出し、産業も甚大な被害を受けた。

災害から逃れるように村民が台地上に移住し、鎮守として京都東山より稲荷を勧請して祀ったのが当社の草創である。

かつては稲荷神社と呼ばれていた。本殿に素戔嗚命倉稲魂神を、別殿に菅原道真を祀る。末社に、水神宮弁財天第六夫がある。

上矢切・中矢切・下矢切の矢切村全体の総鎮守として香取神社があったが、この洪水を契機に、上矢切に神明神社、下矢切に矢切神社、香取神社は中矢切の鎮守となった。

昭和58年(1983年)2月21日発売の細川たかし「矢切の渡し」が大ヒットし、一時は当社がその聖地となった。

観光客がピークだった頃には、当社と江戸川の渡し場までを結ぶ「矢切ふるさと馬車」が出ていた。

例祭は10月中旬。神輿渡御がある。2月上旬に初牛祭があり、4月には桜まつりがある。また、7月15日が末社・弁財天の祭典である水神祭。

【ご利益】
水難除け、地域安全、交通安全、厄災除け、商売繁盛
矢切神社 千葉県松戸市下矢切
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