南北朝期に京都北野を勧請、平群九邑の鎮守、10月に神輿と屋台
[住所]千葉県南房総市平久里中207
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平群天神社(へぐりてんじんしゃ)は、千葉県南房総市平久里中にある神社。菅原道真を祀る天神・天満宮の一つ。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。

南北朝時代の文和2年(1353年)、細川相模守が霊夢により京都北野天満宮を勧請したのが当社の創祀。

菅原道真公を主祭神とし、木花開耶姫命天照大日霎貴命建御名方神を配祀する。平群九邑の鎮守として崇敬を集めた。

当社に伝わる『天神縁起絵巻』3巻は、室町時代初期に神照寺住職宥源によって納められたもので、県の有形文化財に指定されている。

安土桃山時代の天正14年(1586年)、里見義頼の命で大工飛騨守家助により本殿が改築された。

江戸時代になり、貞享4年(1678年)には幣殿・拝殿が改築され、江戸時代後期の文化5年(1808年)、神照寺法印宥弘により再建された。

明治維新後、分村したため、現在は平久里中のみの鎮守となり、明治6年(1873年)、郷社に列した。

例祭は10月24日。現在は10月 24日の前の土・日曜日。

神輿1基と、宮造り屋台という珍しい形態のものも含め、8台の屋台が集結し、市中を練り歩きながら「平群囃子」が披露される。

境内の出店も賑わい、20時すぎには最高潮となって、花火やお囃子の競演が見られる。

【ご利益】
学業・受験合格、安産、開運招福、武運長久・勝運
平群天神社 千葉県南房総市平久里中
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