室町期に摂津を勧請、漁師の崇敬、はだか祭りの汐ふみでは先頭
[住所]千葉県いすみ市大原10328
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廣田神社(ひろたじんじゃ)は、千葉県いすみ市大原にある神社。御朱印の有無は不明。

室町時代の文明3年(1471年)、摂津国の廣田神社を勧請して創建した。恵比寿神で知られる西宮神社とも深い関係があるとされる。

御祭神は事代主命。田町・新場地区、大原漁港の傍に鎮座し、付近の漁師たちが海上安全と大漁を祈願する神社である。

絵馬「曾我兄弟」がある。社殿は、明治18年(1885年)の大火で焼失したが、翌明治19年(1886年)に再建され、現在に至る。

例祭は9月23日・24日で、大原はだか祭り。市内の大原・東海・浪花の3地区から18社の神社、いわゆる大原十八社が、それぞれ1-3基の神輿を出すが、当社はその一社。

当社の神輿は男神輿の黒い屋根が特徴。神輿の胴には小碓命(日本武尊)が熊襲建に襲い掛かる場面が彫られている(『古事記』該当部分)。

大原はだか祭りのメインである汐ふみ行事では、漁師の多い当社の神輿が先頭を切って荒波に立ち向かう。

1月20日に初祈祷祭、2月20日に春季祭、6月30日に大ばらい行事がある。

【ご利益】
海難除け、海上安全、大漁満足・商売繁盛
廣田神社 千葉県いすみ市大原
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