江戸時代以前の創建、高根の鎮守、年3回の「高根神明社の神楽」
[住所]千葉県船橋市高根町600
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神明社(しんめいしゃ)は、千葉県船橋市高根町にある神社。近代社格では村社。高根町神明社とも。現在は意富比神社(船橋大神宮)の兼務神社である。御朱印の有無は不明。

御祭神は、船橋明神・春日神・八幡神。由緒から考えると船橋明神が天照大神だと考えられる。

創建は不詳だが、起源は江戸時代以前にさかのぼるという。伊勢明神船橋明神を分祀したと伝わる。船橋大神宮からの勧請か。古くは観行院が別当を勤めた。

江戸時代中期の元文・寛保・延享の頃 (1736年-1748年)は、高根部落の人達の厚い信心を受け、江戸時代の地頭小栗氏も当社を尊信し、毎年神供米を献納した。

現在の社殿は、明治になり、名主をはじめ、氏子が用材などを献納して、明治10年(1877年)4月に落成したもの。

例祭は10月15日で例大祭。前日の宵祭では御輿と山車の渡御がある。1月1日が元旦祭、5月1日が祈願祭で、例大祭を含めた年3回、神楽が奉納される。

いわゆる「高根神明社の神楽」で、神楽殿で五穀豊穣とムラの安全を願い舞われるもの。明治6年(1873年)に若者たちにより始められ、今日に至っている。

現在14座が伝えられており、市の無形文化財に指定されている。10月24日の夜には町内の秋葉神社でも演じられる。

【ご利益】
五穀豊穣、地域安全、無病息災、家内安全、開運招福
神明社 千葉県船橋市高根町
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