南北朝期創建の「熊野弐社大権現」、10月には「亀崎ばやし」
[住所]千葉県四街道市亀崎1
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熊野神社(くまのじんじゃ)は、千葉県四街道市亀崎にある神社。近代社格では村社。亀崎熊野神社とも。御朱印の有無は不明。

創建は南北朝時代の永和年間(1375年-1379年)と伝えられる。紀州熊野神社の御分霊を奉還して、「熊野弐社大権現」を称した。

主祭神は、伊弉諾命伊弉冉命・速玉男命・事解男命。創建以来、産土神として崇敬篤く、家内安全・農業守護・殖産興業の祈願信仰を集めた。

市内内黒田の同名神社と同様、旧臼井荘領主・桓武平氏千葉一族臼井氏とゆかりが深いという。

例祭は10月15日。市の無形民俗文化財に指定されている亀崎ばやしが奉納される。ひょっとこ、おかめ、白きつね、獅子舞などの面をかぶり、御囃子(おはやし)に合わせ道化などを演じる。

この亀崎ばやしは、亀崎村(桶屋)と内黒田村が明治20年代に印旛郡岩戸村・船尾村からお囃子の手ほどきを受けたものが源流となっている。

大正年間(1912年-1926年)には成田・佐倉のお祭りにも遠征した。亀崎ばやし保存会として「きらく会」がある。

1月1日は歳旦祭で、御神酒・甘酒無料接待がある。1月20日が御奉射。

「亀崎熊野神社の境内林」として、市の天然記念物に指定されている。境内には延享3年(1746年)銘の「請願成就」の石塔や、子授けの御神木がある。

境内社に、皇産霊大神、大六天神、五社様として天照皇大神埴安媛命倉稲魂尊大己貴命少彦名命、三峯大神、天満宮、子安神社、痘瘡大神、金刀比羅、大巳貴命、大黒天がある。

【ご利益】
夫婦和合、子宝・安産、家内安全、地域安全
熊野神社 千葉県四街道市亀崎
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