船橋名木10選のクロマツ、大正期に熊野社に合祀された一郡惣社
[住所]千葉県船橋市西船5-3-8
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葛飾神社(かつしかじんじゃ)は、千葉県船橋市西船にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。葛羅の井戸の西側に鎮座し、元惣社明神とも一郡総社葛飾大明神とも称していた。御祭神は、瓊瓊杵尊彦火火出見尊

江戸時代後期の文化年間(1804年-1818年)に再建された鳥居の「額束」には「一郡惣社 葛飾宮 新田末裔徳純慎書」と刻まれている。

『江戸名所図会』では、勝間田の池(現 勝間田公園)の西高台に熊野宮が見える。池の脇には松林もある。

大正5年(1916年)、熊野大神を祀る熊野神社(熊野権現社・熊野宮)に合祀して現社名に改称、その時に村社に列した。例祭は10月14日・15日。

階段上の境内は24坪と広くはないが、周りに『江戸名所図会』でも描かれたと思われるクロマツが数本ある。船橋名木10選に選ばれている。

国道14号に面し、成田街道と呼ばれた時代から成田山新勝寺への参拝や佐倉街道へと往来する人から白眉(はくび)の松の一つとして親しまれている。

樹高は13メートル、幹回り3.42メートル、葉張り16.5メートルで、市内では最も太いクロマツである。

【ご利益】
平穏安寧、夫婦和合、子宝
葛飾神社 千葉県船橋市西船
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