東臺神社（とうだいじんじゃ、東台神社）は、愛媛県新居浜市東田にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

社伝によれば、「東台三所大権現は紀伊国熊野三所大権現と同体也」とある。

菊理比咩命を主祭神とし、速玉之男命、事解之男命を配祀する。神紋は十六菊。

創建年代は不詳。紀州熊野三所の大神を勧請して奉斎したことに始まり、その後東田地方の氏神となった。

ただし、御祭神の配置からは、熊野の勧請というよりも白山を勧請し、その後熊野を合祀したようにも見える。

浦渡神社などとともに、天正13年（1585年）の天正の陣により社殿、宝物など焼失した。

例祭は10月16-18日。7月の夏祭、あるいは夏越祭とも呼ばれるが、そこでは地元自治会の奉納子供相撲大会が執り行われる。

境内の狛犬は市指定の石造美術。彫りは余り深くなく、また装飾性も少ない素朴なものだが、姿は堂々とした作り。

口を開けているのが阿形（牡）、閉じているのが吽形（牝）。狛犬を支える台座も立派で、端正なものとなっている。石工の名は不明。

樹齢1000年以上のオオクス、300年以上のヒノキ、カシ、その他にもマツ、スギなどが群生している。

境内社に、幸神社（こうじんじゃ）がある。御食津神を祀っている。境外社には荒神社（光明寺）がある。

【ご利益】
夫婦和合、健康長寿、問題解決

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