葵祭の馬料の一つ菊萬庄に勧請、10月菊間祭「お供馬の走り込み」
[住所]愛媛県今治市菊間町浜1989
[電話]0898-54-3132

加茂神社(かもじんじゃ)は、愛媛県今治市菊間町にある神社。御朱印の有無は不明。

御祭神は、賀茂別雷命・賀茂建角見命・闇淤迦美命大山咋命。いずれも京都に鎮座する上賀茂神社下鴨神社貴船神社松尾大社の御祭神である。

境内には、菅原道真公とその祖にあたる天穂日命を祀る天神社がある。

創建年代は不詳だが、当地の菊間町が菊萬庄として資料に現れるのは奈良時代から。

当地が上賀茂神社の社領地になり、その守護神として、勧請・奉斎されたものと考えられている。

平安時代の堀川天皇の寛治4年(1090年)前後ではないかとされている。この頃、宮中武徳殿での競馬を上賀茂神社に移管しているため。

京都賀茂の葵祭では、前儀として競馬神事があり、その起源は飛鳥時代の第29代欽明天皇の時代だという。

宮中で行われていた競馬が上賀茂神社に移された際、その際、十番二十頭の馬料として、諸国20ヵ所の荘園が上賀茂神社に奉納されたが、菊萬庄はその一つとなる。

この伝統を受け継いで、当社で行われているのが「お供馬の走り込み」、菊間祭で、10月第3日曜日に行われ、県の重要無形民俗文化財に指定されている。

6歳から15歳までの少年が美しく着飾った姿で乗子(のりこ)となり、鞍や装飾具をつけ正装した馬に騎馬して疾走する。

「ホイヤー、ホイヤー」の勇ましい掛け声とともに、馬場約300メートルの参道を一気に駆け抜ける姿は勇壮華麗。500年の伝統があるという。

他にも、当日の祭礼では、神輿や牛鬼、獅子舞なども披露される。

獅子舞いは、人の上に人が立って獅子頭をかぶり獅子を舞うという「継ぎ獅子」で、今治地方に伝わる伝統芸能の一つ。

牛鬼は、南予地方で知られるが、菊間にも現存し、南予地方の牛鬼の顔は鬼面獣身であるのに対して、菊間の牛鬼は名の通り牛面になっている。

神輿は、輿丁(かきて)の男たちが白装束に身を包み、伊勢音頭の掛け声とともに各地区を巡行する。

境内には神馬の像が奉納されている。大正13年(1924年)1月に青銅製神馬が奉納されたが、昭和18年(1943年)に供出。

戦後間もなくの昭和21年(1946年)、再び奉納されたが、30年来風雪にさらされ、損壊が激しくなったため、昭和50年(1975年)5月、新たに氏子有志が献納した。

【ご利益】
身体壮健、子育て、五穀豊穣(公式HP
加茂神社(今治市) - 葵祭の馬料の一つ菊萬庄に勧請、10月菊間祭「お供馬の走り込み」
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