上名・下名の開拓に際して創祀された、2月例祭ではお田植え祭り
黒島神社(鹿児島県姶良市上名585)
[住所]鹿児島県姶良市上名585
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黒島神社(くろしまじんじゃ)は、鹿児島県姶良市上名にある神社。黒瀬神社とも。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。

奈良時代直前の和銅元年(708年)2月29日創建とされるが、干支に誤りがあることから確実ではないとされる。

福岡の志賀島から鈴木三郎政氏、四郎政良がこの地域に移り住んだ際に、弟の四郎政良が現在の上名・下名に相当する山田地区の開拓に当たり、その際創建したという。

御祭神は、多祇留姫多祇津姫大名持命応神天皇神功皇后。応神天皇・神功皇后を宇佐明神と総称する。

もともと社殿は山頂に築かれており、これに対して川の手前に拝殿が設けられていた。

拝殿から社殿へ向かって木製の橋が架けられていたが、この橋は女性が渡ることが禁じられていた。

反吐時代中期の宝永6年(1709年)6月1日、山津波が起こり、社殿は壊滅した。この際に山腹付近に社殿が再建された。

享保3年(1718年)に寄進された石灯籠と、天明4年(1784年)6月25日に完成した石橋が残されている。石橋は現在、市の文化財に指定されている。

また、文化11年(1814年)には供養塔が建てられている。

明治初期に、女胎師神社・飛野妙見・石堂妙見を合祀した。大正2年(1913年)4月5日に現在地に移転し、現社殿はこの時のものである。

宝物として刀剣四振と鎧一領があったが、刀剣は盗難に遭い、鎧はボロボロの状態になってしまっていたことから、昭和43年(1968年)に50万円で売却した。

例祭は2月24日。田作り式・田の神舞・棒踊り・金山踊りなどがある。お田植え祭りとして、市の無形民俗文化財に指定されている。

老神神社と早馬神社


姶良市中津野に所在する老神神社の神と当社の神の間である時、住吉池の所有権を巡って争いになった。

住吉池へ先にたどり着いたものが池の所有権を得るという競争をして決着を付けることになり、池に近い老神神社からは牛に乗って、遠い当社からは馬に乗って行くことになった。

しかし、当社の神は相手はどうせ遅い牛に乗っているからと油断をしてゆっくり行ったところ負けてしまい、住吉池は老神神社の所有になったという。

帰り道に怒った当社の神は、乗ってきた馬を蹴飛ばし、飛んでいって落ちたところが豊留にある早馬神社の場所であるとされる。

【ご利益】
事業成功、五穀豊穣、夫婦和合、子宝・安産
黒島神社(姶良市) - 上名・下名の開拓に際して創祀された、2月例祭ではお田植え祭り
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