秋田横手市の御嶽山鎮座、役行者が開基、中世には熊野堂、佐竹氏が復興
塩湯彦神社(秋田県横手市山内大松川字御嶽山3)
[住所]秋田県横手市山内大松川字御嶽山3
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塩湯彦神社(しおゆひこじんじゃ)は、秋田県横手市山内大松川にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東山道神 出羽国 平鹿郡「鹽湯彦神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。

例祭は7月21日。標高744メートルの御嶽山の山頂に鎮座する。横手盆地きっての古社。御嶽山の山麓はユキツバキの大群落の北限である。

社伝によれば、飛鳥時代の白鳳12年(672年)、役行者が開基したとされる。御祭神は、速玉尊・大山祇命。清原氏一門が氏神として崇敬した。

もともとは平鹿盆地の東側にそびえる御嶽山の温泉の神であったというが、熊野系修験道の影響を受け、中世には「熊野堂」と称した。

鎌倉時代の弘安年間(1278年-1288年)に一遍上人が再興したと伝える。

一時期荒廃し、同郡内の式内社である保呂羽山波宇志別神社の神職である大友家が別当を務め、神楽役の三梨家が実際の管理を行ってきた。

江戸時代に入り、出羽久保田藩(秋田藩)4代藩主佐竹義格が、藩内古社の復興を行った際に復興され、秋田藩三国社として、江戸時代を通じて崇敬された。

正徳5年(1715年)、社殿を再建した。明治5年(1872年)に郷社に列した。

昭和12年(1937年)、里宮として、横手市山内土渕字鶴ケ池に塩湯彦鶴ヶ池神社が創建された。現在は、周辺は鶴ケ池公園として整備され、近辺には温泉もある。

なお、奥院として、横手市山内大松川字観音沢に白滝観音がある。

昭和38年(1963年)、豪雪により社殿が倒壊し、里宮に祭祀の場が移っていたが、昭和57年(1982年)、有志により再建された。

【ご利益】
五穀豊穣・家内安全・合格祈願・雨乞いの神
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