日本武尊が邇邇杵命を奉斎した伊具郡惣社、4月に香取神社と神輿渡御
[住所]宮城県角田市島田四拾刈12
[電話]0224-62-0241

熱日高彦神社(あつひたかひこじんじゃ)は、宮城県角田市島田にある神社。『延喜式神名帳』にある「熱日高彦神社(陸奥国・伊具郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

社伝によると、第12代景行天皇の皇子である日本武尊(倭建命)が勅命により東国へと向かった。

道中、伊具の地に至り、古来よりの聖地であった大森山の山裾に祭場を設けて、大和朝廷の祖神である邇邇杵命を祀ったのがはじまり。

その後、日本武尊は都への帰途についたが、薨去するに及び、景行天皇は皇子の功績を偲び、勅命により社殿を建てて、併せて日本武尊を祀ったという。

『伊具郡誌』によれば、当社の御神体は、醍醐天皇の勅命により、山城国の如意寺で鋳造された銅仏であるという。

江戸時代には、伊具郡の惣社(総社)とされていた。当社から西に4キロの場所には伊具郡衙の跡である郡山遺跡がある。

明治5年(1872年)には、伊具郡内で唯一の郷社に指定された。

例祭は4月6日。以前は当社に丸森町小斎の鹿島神社(武甕槌神)と角田市尾山大谷地区の香取神社(経津主神)の神輿が集結し、三社の神輿が連なって渡御を行っていた。

現在は香取神社の神輿と合同での渡御が行われている。

8月5日には夏季例祭がある。1月14日にはどんと祭。現在、湯たて神事、夏越祓神事の復興を企図している。

境内には、蚕養嶺神社、山姫神社(菊理姫神伊弉諾神伊弉冉神水波女神)、子眉嶺稲荷神社がある。

【ご利益】
政治の守護神、交通安全、旅行安全、平穏安寧(公式HP
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