源義光が京都祇園を勧請した鎌倉祇園、7月に「大町まつり」
[住所]神奈川県鎌倉市大町1-11-22
[電話]0467-22-3347

八雲神社(やぐもじんじゃ)は、神奈川県鎌倉市大町にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

厄除け開運の神社として有名で、地元では「八雲さん」や「お天王さん」などと呼ばれ親しまれている。御祭神は、須佐之男命稲田姫命・八王子命。

社伝によれば、平安時代の永保年間(1081年-1084年)、源義光が奥州へ向かうのに際し、鎌倉に疫病が流行しているのをみて、京都祇園社を勧請し、奉斎したのが始まりと伝えられる。

室町時代の応永年間(1394年-1428年)には、義光の子孫である佐竹氏の屋敷に祀られていた祠が合祀され、佐竹天王と称した。

もと鎌倉祇園社や祇園天王社などと称したが、明治維新に際して現社名に改称した。大正12年(1923年)、関東大震災の際には社殿が倒壊、昭和5年(1930年)に再建された。

例祭は7月第2土曜日を含む3日間で、その神幸祭は「大町まつり」とも呼ばれ、「大町天王唄」や「鎌倉ばやし」など、大規模な神興渡御で知られる。

神幸祭の間に繰り出される神輿の下を幼児を抱いてくぐり、無事な成長を祈願する「神輿くぐり」も行われる。正月6日には新年初神楽がある。

御神木の根元に「新羅三郎義光の手玉石」がある。滑らかな表面の2個の石。説明書きなどは一切なく、重さもいわれも不明。

本殿前の両横に大きな天水盤が二つ置かれている。これは昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックの国立競技場にあった聖火台を作った鈴木文吾によって鋳造されたもの。

なお、当社は三浦郡葉山町長柄の御霊神社、逗子市小坪の天照大神社、沼間の五霊神社などを兼務している。

【ご利益】
厄災除け、開運招福
八雲神社(鎌倉市大町) - 源義光が京都祇園を勧請した鎌倉祇園、7月に「大町まつり」
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八雲神社(鎌倉市大町)の御朱印