戦後復興を祈願して勧請、大鳥居や九棟稲荷造り社殿、108体の神狐像
[住所]神奈川県川崎市中原区新丸子東2-980
[電話]044-411-4110

京濱伏見稲荷神社(けいひんふしみいなりじんじゃ)は、神奈川県川崎市中原区新丸子東にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳がある。

創建は、昭和26年(1951年)。初代宮司である冨澤冠受が、京都市の伏見稲荷大社の神示により、御分霊を勧請した。

主祭神は常磐稲荷大神。相殿に五成大明神として、宇加之御魂大神大己貴命猿田彦命大宮能女神保食之神を祀る。例祭は5月4日。

東京と横浜の間であるこの地に建立し、混迷する戦後の地域復興を祈願したもの。京都の本社と同様、神社本庁に属さない単立神社である。

武蔵小杉と新丸子の間に鎮座する当社の境内は広くはないが、昭和29年(1954年)に建立された、高さは約14メートル、笠の長さは約16メートルの総鉄製の鳥居が特徴的。

その大鳥居の両脇には大きな神狐像が安置されており、高さ4.5メートル、神狐像としては日本最大級だという。

社殿はかなり規模の大きさを感じる建築で、3階建てに見える九棟稲荷造りだという。

周囲は、江戸時代に縁起が良いとされていた富士山の溶岩で固めた廻り造り、江戸造りと呼ばれる。

社殿右手には滋賀県の琵琶湖を模して造られた招福池という神池がある。その周りに多くの神狐像が置かれ、当社境内には総数108体もの神狐像があるという。

招福池の右手に摂社がある。富士山の溶岩を利用し、富士山を模している富士浅間神社、白山神社、別名は文殊稲荷と呼ばれる三神知恵稲荷がある。

【ご利益】
諸願成就、商売繁盛、学業・受験合格など
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