入植者が全て教徒、明治末期に創建、道内の「縁結びのお社」
[住所]北海道樺戸郡新十津川町中央32-9
[電話]0125-76-2547

出雲大社新十津川分院(いずもおおやしろ/いずもたいしゃしんとつかわぶんいん)は、北海道樺戸郡新十津川町にある神社。出雲大社(いずものおおやしろ)の分院の一つ。参拝すれば、御朱印を頂ける。

当地移住者である十津川村の士族たち、十津川衆は、移住前の明治4年(1871年)、奈良県十津川村において、祖霊祭祀を、仏教から神道に改めた。

協議の結果、一村を挙げて、福徳の神として知られ、魂の安寧をこの世・あの世の隔てなく守護する大国主大神を奉斎する出雲大社教の教徒となった。

明治23年(1890年)、十津川衆が当地に入植。開拓を進めること20年、明治43年(1910年)に社殿を建立し、奉斎した。これが当社の創祀である。

主祭神は大国主大神。相殿に、天御中主大神高皇産霊大神神皇産霊大神天照大御神・産土大神・天穂日命を祀る。

また、左脇殿に、熊野本宮坐大神を大国主大神の父としての素戔鳴尊として、さらに住吉大神を祀り、右脇殿に出雲大社龍蛇神を祀る。祖霊社の御祭神は幽冥主宰大神。

左脇殿の祠は、明治35年(1902年)の棟札があり、また、御神体には明治27年(1894年)の署名があって、当社そのものよりも古くから鎮座していることが分かる。

平成21年(2009年)7月19日 社殿造営百年奉謝大祭が出雲大社教管長千家達彦を斎主として執行された。

今日、祖霊祭祀はもとより、道内各地より「幸せのえにしを結ぶ縁結びのお社」として参拝者も多い。

例祭は、春季が3月20日、秋季が10月16日。1月15日にはどんど焼き祭がある。

境内には、大國主大神と、因幡の白兎の像があり、両脇を兎が支えるベンチがある。国旗掲揚塔は、高さ23メートル。これは、宗祠である出雲大社の本殿に1メートル遠慮したもの。

【ご利益】
縁結び、地域・家内安全、地域振興(公式HP
出雲大社新十津川分院 - 入植者が全て教徒、明治末期に創建、道内の「縁結びのお社」
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出雲大社新十津川分院の御朱印