木花佐久夜毘売が火の中で三皇子を出産した地、代々の飫肥藩主からの崇敬
[住所]宮崎県宮崎市大字熊野9508
[電話]0985-58-0229 - 熊野神社

木花神社(きばなじんじゃ)は、宮崎県宮崎市熊野にある神社。ひむか神話街道100の伝承地第57番。御朱印の有無は不明。

日子番能邇邇芸命木花佐久夜毘売を祀る。木花佐久夜毘売が火の中で三皇子(火照命火須勢理命火遠理命)を出産した「無戸室(うつむろ)の跡」が境内に残る(『古事記』該当部分)。

創建は不詳だが、飫肥(現 日南市)の領主となった伊東義祐が戦国時代の永禄5年(1562年)に記した『飫肥紀行』の中に、当社の記述が見える。

「無戸室の跡」の他、産湯に使われたとされる「霊泉桜川」が境内に残る。三皇子のうち、第三子の火遠理命、つまり山幸彦が初代神武天皇の祖父にあたり、現在の皇室に連なる(天皇家の系譜)。

かつては境内に木花山法満寺があったが、現在は廃寺となり、阿弥陀如来像を安置する仏堂だけが残されている。

この阿弥陀如来像は鎌倉時代中期以降に作られたとみられる寄木造の仏像で、県内では数少ない鎌倉彫刻の一例として、市指定有形文化財に登録された。

当社は「木花権現」とも呼ばれ、境内には「開耶姫大権現」と記された宝暦5年(1755年)の棟札も残っており、神仏習合の痕跡を留めている。

その前の享保20年(1735年)の大工棟梁吉田仁兵衛などの棟札もある。これらの棟札などから、代々の飫肥藩主の崇敬心がいかに厚かったかがうかがえる。

終戦までは、木花の婦人会などが、出征軍人の武運長久や安産祈願のために参篭する風習があった。

旧暦2月9日に春祭り、旧暦9月9日に秋祭りがあったというが、現在では勤労感謝の日に例大祭が執行されるという。

【ご利益】
安産、子宝・子育て、良縁・縁結び、武運長久・勝運
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