明治期開拓の沖縄・北大東島に鎮座、9月例祭は島最大の行事、沖縄角力・江戸相撲
[住所]沖縄県島尻郡北大東村字中野
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大東宮(だいとうぐう)は、沖縄県島尻郡北大東村、北大東島にある神社。御朱印の有無は不明。

明治36年(1903年)、玉置半右衛門率いる大東諸島開拓団が明治33年(1900年)に入植を開始した南大東島に続き、北大東島の開拓事業を開始。

その際、製糖事業を営む玉置商会により創建された。南大東村の大東神社を勧請したものとみられる。御祭神は天照大神で、神明神社の一つ。

当初は島の西部にある黄金山に祀られていたが、後に島の中心部へ移され、現在に至る。旧地の黄金山には現在、北大東灯台が建っている。

例祭は9月23日。大東神社と同様、9月22日から23日にかけて例祭が開かれる。22日の前夜祭は打ち上げ花火や奉納演芸が催され、23日の本祭には豊年祈願式典が行われる。

その後、境内では一般青年及び児童生徒による沖縄角力・江戸相撲が奉納され、神輿渡御がある。しかし昨今は担ぎ手不足などの理由から、練り歩きの距離が縮小されている。

北大東島における最大の行事で、八丈島からの入植者と沖縄からの移住者の文化が融合した独特の祭事として知られている。

境内の森は夜間、天然記念物のダイトウオオコウモリが飛び回るため、生態観察に適しているという。

北大東島には他に、金刀比羅宮・恵比寿宮・秋葉神社の神社がある。10月10日が金刀比羅宮の例祭で、航海安全と豊漁が祈願され、やはり沖縄角力・江戸相撲が奉納される。

11月23日が秋葉神社の例祭で、無病息災が祈願され、やはり沖縄角力・江戸相撲の他、当年中学を卒業する生徒による、男子は沖縄角力、女子は腕相撲の親子対決がある。

【ご利益】
開運招福、身体壮健、子育て
大東宮 - 明治期開拓の沖縄・北大東島に鎮座、9月例祭は島最大の行事、沖縄角力・江戸相撲
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