舞鶴鎮守府の設置に伴う区画整理で稲荷・蛭子・水無月明神の三神社が合併
[住所]京都府舞鶴市養老敷島角
[電話]0773-62-1845

白糸浜神社(しらいとはまじんじゃ、白絲濱神社)は、京都府舞鶴市にある神社。東舞鶴の与保呂川沿いに鎮座する。近代社格は府社御朱印の有無は不明。

六条通八島北・現在の八島公園にあった稲荷神社と、七条通八島南・裁判所出張所が建てられ、後に七条商店街の一部となった地にあった蛭子神社(恵比須堂)、八雲通富士北・大蔵省近畿財務局舞鶴出張所付近鎮座の水無月明神を合併した神社。

舞鶴軍港化、つまり舞鶴鎮守府の設置に伴う東地区の大区画整理により、大正2年(1913年)に創建された。上記三社の他、愛宕神社を含む、とも、それぞれの境内社計六社も合併された、とも。

御祭神は、月読命保食命事代主命大物主命五男三女命稲田姫命素盞鳴命倉稲魂命

大正7年(1918年)12月25日には村社に列し、大正13年(1924年)には郷社に、昭和19年(1944年)3月には府社に昇格した。

海上自衛隊の護衛艦「あまぎり」の艦内神社に分祀したという。「あまぎり」の艦内神社は他に、靖国神社も勧請したという。

境内の手水石は近くの長谷山から運び出して加工されて制作されたもの。この石は、長谷山にあった古墳・長谷山古墳の石室に使っていた石の中の一つだったと伝わる。

例祭は、大正時代の史料には、毎年9月25日とあったが、現在は7月上旬に行われているようだ。神輿渡御などもある。

大正期から、例祭では町内はもとより付近の村落から沢山の人出があったというが、現在も普段は閑静な境内地周辺も、例祭となれば、夜店や多くの人出がみられる。

【ご利益】
地域振興、地域・家内安全、商売繁盛
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