12人の乙女たちが落雷被害を回避、樹齢400年のイチョウの御神木
[住所]神奈川県横須賀市追浜本町1-9
[電話]046-865-2385

雷神社(いかずちじんじゃ)は、神奈川県横須賀市追浜本町にある神社。地元でも時に「かみなりじんじゃ」と呼ばれる。参拝すれば、御朱印を頂ける。

平安時代の承平元年(931年)に創建された。御祭神は火雷命(ほのいかづちのみこと)。降雨を祈る雨請い(河伯の儀)が起源と考えられている。

以前は築島(追浜町3丁目)に社殿があったが、朝倉能登守が天正9年(1581年)に現在の場所に移した。

鷹取山の峰から突然ものすごい稲妻と雷鳴が響き、12人の乙女たちがおこもりを続ける築島に落雷。雷はかたわらの柏槙(ビャクシン)の木に落ち、木は黒焦げになったが、乙女たちはかすり傷一つなかった、という。

これが遷座の由緒で、築島には御神木として今も柏槙の木が立っている。

日本海軍の駆逐艦「雷」やその艦内神社との関係が指摘されることもあるが、何の証拠もなく、名前つながりで広まった話だとされる。

しかし、艦艇を擬人化したキャラクタである艦娘(かんむす)を強化・育成、正体不明の敵艦を撃破していくゲーム・アニメ『艦これ』のファンが参拝することでも知られ、境内には多くの絵馬が掲げられている。

『艦これ』の聖地の一つとされている。なお、駆逐艦「雷」と同じ名前を持つ海上自衛隊の護衛艦「いかづち」の艦内神社に分祀しているとされている。

現在の鉄筋コンクリート製の社殿は、昭和30年(1955年)に焼け落ちた木造の社殿を昭和35年(1960年)に建てられたもの。

他に、境内には戦没者の慰霊碑や浜空神社がある。浜空神社の前身は、追浜海軍航空隊の守護神であった鳥船神社で、平成20年(2008年)に当社境内に遷座した。

また、樹齢400年を超えると言われている御神木の銀杏がある。垂れ下がる「乳頭」が安産や子育ての信仰の対象となっている。

【ご利益】
落雷・災害除け、水難除け、武運長久・勝運、諸願成就
雷神社(横須賀市) - 12人の乙女たちが落雷被害を回避、樹齢400年のイチョウの御神木
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雷神社(横須賀市)の御朱印
追浜が艦これで雷神社
『艦これ』雷
いかづち - Wikipedia