稚内・宗谷の地、神職が常駐する神社としては日本最北端、江戸後期に創祀
[住所]北海道稚内市中央1-1-21
[電話]0162-22-2944

北門神社(ほくもんじんじゃ)は、北海道稚内市にある神社。近代社格では郷社。神職が常駐する神社としては、日本最北端であり、参拝すれば、「最北端神社」参拝が認定される御朱印を頂ける。

江戸時代後期の天明5年(1785年)、松前藩の場所請負人であった村山伝兵衛が、宗谷の地に北門鎮護の守護神として天照皇大神を奉り、宗谷大神宮という小社を建立した。

明治29年(1896年)7月15日、現在地に社殿を移築し、武甕槌神事代主神を合祀して、現社号に改称した。

明治35年(1902年)11月19日に社殿が竣工したが、明治44年(1911年)5月17日に稚内町の山火事のため建物全般が焼失した。

大正2年(1913年)7月30日、本殿・拝殿が再建され、上遷座祭が執行された。大正5年(1916年)3月24日に村社に列した。

大正14年(1925年)2月24日には社務所建物の寄進を受け、昭和に入り、昭和8年(1933年)9月30日、郷社に昇格した。

昭和53年(1978年)10月、社殿と神輿殿が竣工し、遷座祭が執り行われた。昭和54年(1979年)10月、社務所の改築が竣工した。平成8年(1996年)6月25日、授与所を新築。

例祭は7月5日。前日と翌日の3日間にわたってイベントが行われる。多くの出店が立ち並び、神輿が市内を練り歩く、稚内を代表する夏祭り。海上渡御もある。

昭和24年(1949年)に製作され奉納された「六角型」神輿がある。末社に、三吉神社(三吉大神)・稲荷神社(宇迦之御魂神)がある。

ちなみに、神職の常駐の有無に関わらず、日本の最北端の神社は、宗谷岬にある岬神社とされている。

【ご利益】
平穏安寧、地域・家内安全、水難除け、海上・交通安全
北門神社 - 稚内・宗谷の地、神職が常駐する神社としては日本最北端、江戸後期に創祀
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北門神社の御朱印