岩槻総鎮守、業界人は参拝必須の「クイズ神社」
[住所]埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55
[電話]048-756-0503

久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)は、埼玉県さいたま市岩槻区宮町にある神社。近代社格では県社。岩槻総鎮守。御朱印の有無は不明。

久伊豆神社は埼玉県内に多くあり、岩槻区だけでも八つあるとされるが、岩槻久伊豆神社といえば通常、当社を指す。

創建は古く、一説には飛鳥時代の第29代欽明天皇の時代に土師氏が出雲から久伊豆明神(大己貴命)の御分霊を勧進し、岩槻に社殿を建立したのに始まるとされている。

長禄元年(1457年)、太田道灌が岩槻城を築城した際、当社を岩槻城の鎮守とした。現在も境内地は岩槻城址の一部と重なっている。

同名の神社は、御祭神は大己貴命で、県内の元荒川流域を中心に分布する。その範囲は、平安時代末期の武士団である武蔵七党の野与党・私市党の勢力範囲とほぼ一致しているという。

加須市の玉敷神社は、かつて「久伊豆明神」と称しており、久伊豆神社の総本社とされている。

明治6年(1873年)に村社に列し、大正12年(1923年)に郷社に昇格。県社昇格を希望したが、それが実現したのは近代社格制度廃止間もなくともいうべき、昭和20年(1945年)10月19日だった。

明治8年(1875年)に不審火により全ての建物が焼失したが、大正4年(1915年)までに再建された。

例祭は春季例大祭が4月19日、秋季例大祭が10月19日。江戸初期から続く神輿渡御や、黒奴があったものの、戦後まもなく途絶。現在復興に向けて保存会の結成やその活動が進められている。

越谷市の同名神社と同じように、名前が「くいず」とも読めることから「クイズ神社」とも呼ばれ、「史上最大!第11回アメリカ横断ウルトラクイズ」(1987年)の国内第二次予選会場に選ばれた。

その影響で当社の知名度が高まり、近年クイズ番組での優勝祈願に訪れる者も増えている。昔からクイズ番組制作者は当社に参拝するのが業界の通例となっている。

【ご利益】
縁結び、厄災除け、方位除け、商売繁盛、病気平癒など(公式HP
久伊豆神社(さいたま市岩槻区宮町) - 岩槻総鎮守、業界人は参拝必須の「クイズ神社」
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久伊豆神社(さいたま市岩槻区宮町)の御朱印