『出雲国風土記』所載社と宇賀社が明治期に総称、八雲が愛した社
田原神社(島根県松江市奥谷町121)
[住所]島根県松江市奥谷町121
[電話]0852-21-1808

田原神社(たわらじんじゃ)は、島根県松江市奥谷町にある神社。近代社格では県社。もとは二つの神社で、現在も東殿と西殿からなる。参拝すれば、御朱印を頂ける。

東殿の主祭神は、武御雷之男神経津主神天津児屋根命・姫大神の春日神で、天手力男神を配祀する。

西殿の主祭神は、宇迦之御魂神奥津日子命奥津日売命波邇夜須毘売神須佐之男命櫛名田姫命を配祀する。

東殿は、『出雲国風土記』島根郡条の田原社に比定される。もともと、北方の春日町田原谷に鎮座した田原神社、あるいは春日神社である。

『雲陽誌』によれば、江戸期には、奥谷にあって春日四社大明神と呼ばれていた。

西殿は、『雲陽誌』によれば、亀田山に鎮座していた宇賀社とされ、堀尾吉晴による松江城築城に伴って奥谷に遷座したという。延宝年間(1673年-1681年)、現在地に奉遷。

松江開府とともに東西両殿は春日宇賀両社大明神と称した。明治初年に、両社を現社号で併称するようになり、現在に至る。

江戸時代の宝暦4年(1754年)の作で、入母屋造の随神門がある。木工職人である小林如泥(1753年-1813年)による見事な彫物があり、現在は市の有形文化財に指定されている。

参道石段の両側にある石灯篭は、笠の上に十二支の動物が乗る珍しいもので、来待石製の大きな狛犬は、幕末の名工乙右ヱ門の作。

例祭は4月15日。10月15日の秋季例大祭では例年地元小学女児4名により浦安の舞が舞われる。

境内社に、梅宮社・紺姫社・水神社・租神社・愛宕社・若宮社・天満宮・望東稲荷がある。

小泉八雲記念館から山の手の方の住宅地に上がった場所に鎮座する。八雲が好んで散策したという。春のしだれ桜やサツキ、秋の紅葉の美しさに定評がある。

【ご利益】
文武両道、五穀豊穣・商売繁盛
田原神社(松江市) - 『出雲国風土記』所載社と宇賀社が明治期に総称、八雲が愛した社
【関連記事】
島根県の旧県社 | 府県社とは? - 旧県社(縣社)・旧府社、その都道府県の中で有力な神社
島根県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、島根県に鎮座している神社の一覧
田原神社(松江市)の御朱印