『播磨国風土記』の「粒丘」、名神大社で式内社を合祀、境内にも式内社
中臣印達神社(兵庫県たつの市揖保町中臣1360)
[住所]兵庫県たつの市揖保町中臣1360
[電話]0791-67-1141

中臣印達神社(なかとみいたてじんじゃ)は、兵庫県たつの市揖保町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 播磨国 揖保郡「中臣印達神社」に比定される式内社(名神大社)。近代社格では県社

御祭神は五十猛命。奈良時代の宝亀元年(770年)6月15日の創祀と伝えられる。平安時代の大同元年(806年)、中臣神に神封五戸と見える。

式内社「中臣印達神社」の論社は他に、姫路市林田町八幡の松尾山に鎮座する林田八幡神社、姫路市網干区宮内の魚吹八幡神社などがある。

中世以降、江戸時代中期までの間に式内社「阿波遅神社」(大鹿嶋神・大香山戸臣神)を合祀した。同社は江戸時代には阿波庭神社と称していたという。

さらに、同社を式内社「夜比良神社」に比定する向きもある。ただし、揖保上には夜比良神社がある。また、姫路市の山戸春日神社も式内社「阿波遅神社」の論社。

中古より両部神道のため修験者が社務に関与し、社背の山上にあった十二所権現を本社に合祀。近世に至るまで社名を蔵王権現と称した。

江戸時代の正徳3年(1713年)3月と万延元年(1860年)に社殿造営の記録が見られる。

明治10年(1877年)10月10日、現社号に復称し、明治12年(1879年)5月15日には県社に列格した。大正5年(1916年)4月11日、神饌幣帛料供進社に指定された。

地元では「なかじんいんだつ」神社とも呼ばれ、近年では困った時の神頼みの神社として、一言心願成就が密かに人気であるという。

例祭は10月10日。4月20日には春祭りがある。境内社として、厳島神社・天満神社・木種神社・薬司神社・弁財天がある。

他に境内に、式内粒坐天照神社がある。式内名神大社「粒坐天照神社」の論社。『播磨国風土記』にある「粒丘」の名の由来が、当社背後の中臣山にあるものに対応している。

当社の境内には「粒丘」の石碑があるが、式内名神大社「粒坐天照神社」の論社は他に、たつの市龍野町の式内と同名の神社がある。

また他に、たつの市神岡町の梛八幡神社、同市揖西町の井関三神社、姫路市林田町の梛神社多賀八幡神社がある。

【ご利益】
心願成就、木の神、樹木の神
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中臣印達神社の御朱印