国道を塞ぐような巨大な鳥居、鎌倉期に大河内氏が創建、渡辺政香ゆかり
寺津八幡社(愛知県西尾市寺津町西市場41)
[住所]愛知県西尾市寺津町西市場41
[電話]0563-59-6475

寺津八幡社(てらづはちまんしゃ)は、愛知県西尾市寺津町にある神社。近代社格では県社。寺津八幡神社とも表記される。参拝すれば、御朱印を頂ける。

常福寺大仏から国道を1キロほど北上すると、国道を塞ぐように巨大な鳥居が建っている。奉納された神馬像が安置されている。

鎌倉時代の建久年間(1190年-1199年)に、摂津源氏源頼政の孫で、大河内氏初代である源顕綱が創建したと伝わる。御祭神は誉田別尊

大河内氏、また後の大河内松平家との関わりは深く、境内に「大河内氏発祥地」や末裔である物理学者大河内正敏による「八幡宮」の碑が建つ。

また、扁額の「縣社八幡社」は徳川宗家16代の徳川家達の書である。碑には「縣社八幡宮」とある。

江戸時代の寛永9年(1632年)の社殿改築時に東照宮(東照大権現・徳川家康)を合祀した。大正10年(1920年)に県社に列した。

江戸時代の国学者渡辺政香(1776年-1840年)が神職を務めたことで知られる。

政香が『参河誌』を編纂するにあたり、三河のみならず、江戸や京、大坂などから書写したり蒐集した膨大な史料や、自らの著作を納めるため、文政6年(1823年)、境内に寺津八幡書庫が造られた。

収蔵されていた本は、現在「寺津八幡書庫旧蔵本」として西尾市岩瀬文庫に納められている。

境内社として、護国神社などがある。

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寺津八幡社の御朱印