土佐一条氏の祖先神を祀る、11月に大祭、8月に女郎ぐも相撲大会
[住所]高知県四万十市中村本町1-3
[電話]0880-35-2436

一條神社(いちじょうじんじゃ)は、高知県四万十市中村本町にある神社。近代社格では県社。神紋は下り藤。地元では「いちじょこさん」として親しまれている。参拝すれば、御朱印を頂ける。

旧中村市中心部、小森山の山上の一条氏御所跡に鎮座する。土佐一条氏の祖先神・一族を祀る。御祭神は、若藤男命・若藤女命と、一条教房と土佐一条氏歴代当主及び連枝の霊。

現在の社地には、戦国時代に当地を支配し中村市街地の基礎を築いた土佐一条氏の中村御所があった。

天正14年(1587年)ごろの一条氏の滅亡後に、御所は荒廃したが、その跡に慶長12年(1607年)に一条氏遺臣により歴代当主の霊を祀る祠が建てられたのが当社の起源となる。

その後、文久2年(1862年)になって土佐藩の幡多郡奉行らにより幡多郡総鎮守として社殿が造営され、現社号に改められた。

現在の本殿は昭和19年(1944年)の建立である。境内には、藤見の御所跡や化粧の井戸など一條氏ゆかりの旧跡が残る。

本殿と並んで村社天神社(少彦名命菅原道真公)の社殿がある。京都の五條天神社から中村の天神山に勧請されたと伝えられる。昭和28年(1953年)、現在地に遷座。境内社として他に、愛宕神社がある。

例祭は11月23日より3日間、「一條大祭」と呼ばれ、土佐の三大祭りにも数えられている。御神火提灯行列や稚児行列、神楽など様々な行事が盛大に開催され、町は数万人の人出で大いに賑わう。

毎年8月第1日曜日に境内で「女郎ぐも相撲大会」が行われる。応仁の乱(1467年-1477年)を避けた一條教房とともに中村の地に下ってきた女性たちが、華やかだった京都の暮らしを懐かしみ、いろいろな遊びを楽しんだ中の一つが伝わったもの。

また、関連するものとして、毎年ゴールデンウィークに土佐一條公家行列 「藤祭り」が行われる。京都の葵祭の公家行列に倣って行われるもので、室町時代の衣装を身にまとった総数延べ200名の参加者が、市内を練り歩く。

なお、同市内には教房が創建した不破八幡宮がある。

【ご利益】
諸願成就、地域・家内安全、地域振興
一條神社(四万十市) - 土佐一条氏の祖先神を祀る、11月に大祭、8月に女郎ぐも相撲大会
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一條神社(四万十市)の御朱印