大垣藩戸田氏の初代から歴代藩主を祀った常葉大神、10月に大垣十万石祭り
[住所]岐阜県大垣市郭町1-96
[電話]0584-78-6742

常葉神社(ときわじんじゃ)は、岐阜県大垣市郭町にある神社。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

幕末の嘉永5年(1852年)、大垣藩戸田氏9代藩主である戸田氏正が、大垣藩戸田家初代である戸田一西の250回忌の際、戸田一西を御祭神として大垣城内に創建された。

この際、伊勢の神宮(伊勢神宮)神官より「常葉大神」と命名された。

当社社宝で、戸田一西の父である戸田氏光が松平広忠から授かった、赤色の旗指物に金色の「あらは」の文字が書かれている「あらはの旗指物」にちなむとされる。

明治4年(1871年)、大垣城が廃城となったため、「常葉大神」は明治6年(1873年)に大垣八幡神社の境内に移転し、現社号に改称した。

明治24年(1891年)、濃尾地震で倒壊、明治35年(1902年)に現在地へ新築移転した。大正5年(1916年)に大垣藩戸田氏初代藩主である初代藩主戸田氏鉄を主神として合祀した。

昭和20年(1945年)の大垣空襲で焼失するが、昭和25年(1950年)に再建された。

昭和41年(1966年)、大垣藩戸田氏2代藩主の戸田氏信から、3代氏西、4代氏定、5代氏長、6代氏英、7代氏教、8代氏庸、9代氏正、10代氏彬、そして11代藩主戸田氏共を合祀した。

例祭は10月第2日曜日で、「大垣十万石祭り」として知られる。餅まき神事や神輿渡御の他、鉄砲隊演武、十万石おどりなどがあり、その他各種イベントが行われる。

【ご利益】
地域・家内安全、子孫繁栄、諸願成就
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常葉神社の御朱印