鎌倉時代末期に相馬氏の氏神妙見尊を奉じて宮祠を創建した相馬発祥の地
[住所]福島県南相馬市原町区中太田字舘腰143
[電話]0244-23-2058

相馬太田神社(そうまおおたじんじゃ)は、福島県南相馬市にある神社。相馬三妙見社の一つで、御祭神は天之御中主大神である。単に太田神社とも。相馬発祥の地だという。参拝すれば、御朱印を頂ける。

平安時代の承平年間(931年-937年)に相馬氏の遠祖・平将門が下総国猿島郡守屋城に妙見社を創建したことが起源となる。これは、相馬中村神社相馬小高神社の他の相馬三妙見社とも共通している。

将門から12代にあたる相馬師常が源頼朝の軍に従い、奥州藤原氏との合戦での功績により奥州行方郡の地を賜り、同族の千葉氏から相馬を継ぎ、奥州相馬の初代となった。

その後、鎌倉時代末期の元亨3年(1321年)4月22日、下総国守谷城より相馬孫五郎重胤が国換えの際、この地へ移り住み、氏神妙見尊を奉じて宮祠を創建したのが当社の直接の起源。

相馬家は妙見信仰の信奉者で、当社は中村藩相馬氏の氏神として代々崇拝されてきた。陣太鼓・神馬図絵馬・鳥毛槍・板石塔婆が市指定有形民俗文化財。

毎年7月の「相馬野馬追」は、国の重要無形民俗文化財に指定され、東北六大祭りの一つである。また、大晦日の深夜から元旦の未明にかけて、礼螺吹奏が行われる。

【ご利益】
富貴延命、子孫繁栄、牛馬家畜の守護神
相馬太田神社 - 鎌倉時代末期に相馬氏の氏神妙見尊を奉じて宮祠を創建した相馬発祥の地
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相馬太田神社の御朱印