中津城址に鎮座する「豊前国のお伊勢様」、明治期に伊勢の御分霊を奉斎
[住所]大分県中津市二ノ丁1273-1
[電話]0979-22-0523

中津大神宮(なかつだいじんぐう)は、大分県中津市の中津城址内にある神社。「豊前国のお伊勢様」として親しまれ、天照大御神豊受大神倭姫命天宇豆売命を祀る。いずれも女神。参拝すれば、御朱印を頂ける。

明治14年(1881年)、伊勢の神宮(伊勢神宮)の大神の御分霊を奉斎し、神宮豊前教会として発足、神宮教・神宮奉斎会と改称の後、昭和21年(1946年)より現社号となった。

企救郡・田川郡・京都郡・仲津郡・築城郡・上毛郡・下毛郡・宇佐郡の豊前国のお伊勢さんとして定着している。神明神社の一つ。

本殿は伊勢の神宮と同じ、神明造り。奉拝殿は、勇壮、かつ豪壮にして、近郷では珍しく妻入り縦長型の大型なもの。内部は、上・中・下三段の間を設ける。

拝殿には、明治の日本を代表する書道家、宮小路康文謹書の「大哉神徳」の大扁額が掲げられ、格天井には、創建当時に奉納された天井絵216枚がある。

境内には、西南役中津隊之碑・中津隊百年祭記念碑・恭事神明碑・御即位奉祝記念碑・ 日露記念砲弾碑・松尾芭蕉の俳句碑など多くの石碑がある。

境内社に、城井神社がある。城井神社の境内末社には扇城神社がある。また、金刀比羅宮があり、その前には鯛の山車のようなものが置かれている。

また、当社との関連は不明だが、中津城址内には中津神社がある。明治16年(1883年)3月31日、六所神社を主とし、義氏神社・稲荷神社・蛭子神社と、大江八幡宮の御分霊を合祀して創建されたもの。

同じように、城内には高輪地蔵がある。これは、中津藩主奥平氏の東京高輪の下屋敷における境界争いにより、係争方の隣藩の一人が中津藩に味方したためにその藩内で惨殺された隣藩藩士を祀ったもの。

その他、中津城址には奥平神社がある。

【ご利益】
開運招福・商売繁盛・学芸上達
中津大神宮 - 中津城址に鎮座する「豊前国のお伊勢様」、明治期に伊勢の御分霊を奉斎
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中津大神宮の御朱印