宇曽嶽の山頂と中腹に本宮、子供の虫封じの神、ゴールデンウィークに大祭
[住所]大分県大分市入蔵
[電話]097-588-0047

宇曽嶽神社(うぞうだけじんじゃ)は、大分県大分市入蔵、標高644メートルの宇曽嶽山頂にある神社。宇曽嶽社とも。御朱印の有無は不明。

当社は山頂の奥御殿、中腹の中御殿、さらに麓の下宮からなる。奥御殿、中御殿は合わせて本宮と呼び、5月の大祭の際には本宮から下宮まで神輿の巡幸が行われる。下宮は、宇曽嶽山頂の本宮を望む遥拝所兼御旅所という位置づけとなる。

主祭神は、軻遇突智神(迦具土神)で、山頂の奥御殿に祀られる。山頂からは、大分市街を眺望できる。

中御殿中央大石室には倭武尊(白鳥社)が、白鳥社向かって右の小石室には日向国宇土大明神絵像ならびに香取祖師が、白鳥社向かって左の小石室には鞍馬山多聞天張山坊が祀られている。

中御殿の神々は、江戸時代の寛延2年(1749年)に郷士の廣瀬一徴斎と庄屋の橋本太郎衛門が勧請したもの。以後宇曽嶽は、英彦山尺間山とともに、修験道場として栄えた。

合祀していた国福寺の御本尊、観世音尊像は明治初年の神仏分離令により、元の地に分離独立した。

山伏たちは近郷の村人たちに「気力」「根性」を与えて病気を治し、特に子供の「癇の虫」をたちどころに治したといい、現在も気力根性の神として崇敬されている。

例祭は5月4日。ゴールデンウィーク期間の前後含めて3日間で、宇曽嶽神社大祭の名で知られ、子供の虫封じの神として広く信仰を集め、県内はもちろん四国、本州の参詣人で賑わう。

5月3日は宵祭で下宮への御降り、5月5日は翌日祭で下宮の御発ち。

【ご利益】
子供の虫封じの神、リフレッシュ、身体壮健
宇曽嶽神社 - 宇曽嶽の山頂と中腹に本宮、子供の虫封じの神、ゴールデンウィークに大祭
【関連記事】
大分県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大分県に鎮座している神社の一覧